【機能検証の試験のご紹介】
ムーンスターでは、お客様にご購入頂く商品の全てが、長く、安全に、そして快適にご使用頂けるよう、様々な条件下で、シューズの素材やパーツ等の耐久性をはじめ、使用環境や状態よって機能が正しく発揮されるか、どのような不具合が想定されるのかを検証するため、商品の開発段階より様々な試験を行います。今回はその検証試験の一つである「冷凍室試験」の様子をご紹介いたします。
「冷凍室試験」は、ウィンター商品を中心に、厳しい寒さの中でもその機能や耐久性が十分に発揮されるかどうかを確認する為に行われます。
専用の冷凍室内で、シューズを約マイナス10度?マイナス20度の環境に保管し、ソールやアッパー素材に亀裂、白化、色落ち等の劣化がないかをチェックします。
また、これからの時期に大活躍する、防寒機能を搭載したシューズにつきましては、実際に着用して体感温度の確認をする試験を行います。試験の結果、想定している耐久性や防寒性が得られない、寒さにより安全な使用に支障を来すような変形が起こるなどの結果が出たときには、それぞれの機能アップの為に素材の変更をし、再度検証を行ったりと、色々な対策を生産過程にフィードバックし、最終的に機能性・安全性の高い商品の開発を心がけております。
お客様よりシューズの不具合に関するお問合せを頂いた際には、このような様々な検査結果と照らし合わせた上で、その不良箇所が「初期不良」なのか「使用による劣化」なのかを検証し、状況に合わせたご対応をさせて頂くとともに、今後の商品開発の参考とさせて頂きます。