【お客様からお問い合わせ】

「シューズに防水スプレーをかけたところ、全体が白くなってしまいました。他の靴は防水スプレーをかけてもこのような状況にはなっていません。防水スプレーのかけ方に問題があるのか、防水スプレーに問題があるのか、それとも靴の素材自体に問題があるのか?一度調べて頂けますか?」とのご連絡をムーンスター カスタマーセンターに頂きました。



【ムーンスター カスタマーセンターの対応】

商品の状態を確認させて頂くため、該当する商品をお送り頂くようお願いしました。お預かりしました商品を確認いたしましたところ、全体的に白く粉が吹いたようになっていることが確認できました。
防水スプレーをかけられた後に発生したということからも、防水スプレーの中の成分が、合皮に染み込まずに表面に残って白くなった症状と断定いたしました。
この症状は合皮(製品)自体に問題があるという訳ではなく、ご使用になられた防水スプレーを合皮シューズに使用する場合の使用上の注意事項やその方法、またシューズの素材との相性により発生した変色である可能性が高いため、製品保証の対象とはならないという判断に至りました。
不具合の発生原因からも、無償修理、交換対応はできない症状でしたが、表面に付着した防水スプレーの成分を綺麗に拭き取り、ご使用頂けるような状態にしてお返しすることであれば可能であったため、その旨をお客様にご説明した上で、そのような対応をとらせて頂きました。


【今後の品質管理・品質向上へ】

防水スプレーでシューズ表面が白くなるという事案につきましては、度々相談がございますが、こういった現象は、スプレー缶を良く振らずに使用した場合や、近い距離からスプレーされた場合に、必要以上の量の防水成分がシューズ表面にかかり、成分が多すぎた為に、素材に染み込まなかった余分な成分が表面に付着したままになることにより発生するということが多いようです。
また、今回のケースのように素材が合成皮革の場合、素材特性からもスプレーから噴射させる成分が染み込みにくいため、このような症状が発生しやすくなるようです。

防水スプレーをご利用される場合は、使用後のシューズの不具合、劣化を避けるためにも、シューズ、スプレー両方の注意書きを良くお読み頂きお使い頂きますようお願いいたします。
ムーンスターでも、防水スプレーを使用する際の注意事項や、お客様ご自身でシューズをメンテナンスされる際にご使用になる様々な薬剤や道具に関しましても、ホームページやメールマガジンを通して、どのような点に注意するべきかをわかりやすくお伝えできるよう心がけていきます。





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