【今後の品質管理・品質向上へ】
剥れの状態を更に詳しく調査した結果、靴底全体の成型を行う行程での、「プライマー」と呼ばれる接着前処理剤の塗布量が通常量以下となってしまい、規定の接着強度に問題が生じてしまった、製造過程での初期不良であると考えられます。同時期に同工場で生産しているその他のシューズには、検品時に判明する不良報告以外では、類似する不良報告がほとんどないことからも、なんらかの突発的な機械的トラブルが原因となった可能性も考えられます。
今後、そのようなトラブルを未然に回避する為の対策をできるだけ速やかに投じて行きたく考えております。
また、同様の不良の疑いが考えられる際、お客様ご自身で、剥がれた靴底を市販のボンド等で修復いたしますと、接着剤の原料によってはソールのウレタン部分が溶け出してしまい、ムーンスターでも修理が不可能になってしまったり、一時的にくっついたとしてもしばらく使用しているうちに新たな不具合が起こってしまう場合がございます。
万が一同様の不具合事例に該当する商品がお手元に届くようなことがございましたら、すぐにムーンスター カスタマーセンターまでご連絡をお願い致します。